転職を考えようと思っている人は、今の会社の待遇面に不満・もっとステップアップしたい・社内の人間関係に疲れた、など多くの理由があるかと思います。私はこれまでの転職経験の中で、上記の全てに当てはまる形での転職となったのですが、今一番当時を思ってしっかりやっておけばよかったなと思うことが会社の辞め方でした。

 

 ステップアップにしても人間関係にしても待遇面にしても、そして次にどんな業界に行くにしても、この辞め方はきっちりしておかなくてはいけません。

 

 特に私の場合は次に進んだのが異業種ではあったのですが、相手にするような企業の種類に特段制限はなく、色んな業態の会社に対して取引を行うような企業でした。当然ながら前職での経験などが加味され、前職に近い業種でのカテゴリを任されることにもなるのですが、その時に私は頑なに前職の会社との取引だけは拒んでしまいまいました。

 

 前職では仲がいい人もたくさんいて今でも連絡を取り合ったりしてはいるのですが、ちょっとやめる時に根回しが足りず、所謂「死人に口なし」の状態で、私の退職後滞ってしまった業務等に関して、全て私のせいにさせられていました。理解してくれる人は当然理解してくれているのですが、特に私のせいにしたい人間は、そのまま私の後任となるような方でした。自分の責任を全て私に擦り付けることで責任を逃れるとともに、退職した人間を悪者に出来てしまう。

 

 元同僚からは自分に対して風説の流布をされていることで連絡をもらいましたが時すでに遅しで、自分が再びその会社と仕事をすることが憚られるような形になってしまいました。

 

 そういった意味では、会社を辞めるということに対してのリスクは必ず存在するわけですが、今後の人間関係や仕事を円滑に進めることを見ても、転職前の会社の辞め方に関してはしっかり根回しをしておいて損はないと思いました。