ライバル企業への転職

 転職でステップアップを目指す場合、経験やスキルを生かせる同業他社への転職が一番の近道です。別業種へ転職して一から出直すとそれだけ出世が遅れてしまいますから、培った経験やスキルを生かしてより良い待遇の職場へと移るのが一番の方法ですが、同業他社ということは当然以前の会社のライバル企業ということになります。

 

 ライバル企業への転職を歓迎する会社はありません。せっかく育てた人材が明日からは敵になってしまうのですから、会社からするとこれほど腹立たしい事実はありません。会社は社員の転職を止めることはできませんが、様々な方法で引き止めを計ってくる可能性があります。

 

引き止めを振り切るには

 引き止めの方法として一番よく用いられるのが、引継ぎ業務です。会社を辞める前には必ず引継ぎを行って残された社員が問題なく仕事ができるようにする必要がありますが、会社側があれこれと注文を付けて引継ぎにダメ出しとをしてくる可能性があります。ひどい場合はやめた後も以前の仕事について問い合わせの電話をかけてきたりしますから、会社に付け入る隙を与えないよう完璧な引継ぎを行いましょう。口頭での支持だけでなく具体例を挙げてのケーススタディや後で見返すための資料作成など、自分がいなくなっても問題なく仕事ができるよう準備しておきましょう。

 

 威圧的な言動で転職を非難される可能性もあります。相手が何と言おうと転職を止めることはできないのですから無視すればいいのですが、あまりにもひどい場合は音声を録音して証拠を確保したうえで労基に相談すると伝えましょう。辞める人間に対してひどい振る舞いをするのは明確なルール違反です。

 

 後ろめたさに付け込んで引き留めてくる可能性はありますが、自分の人生は自分で決断しなくてはいけません。ライバル会社への転職という選択をしたのは自分なのですから、堂々と行動してください。